「会社と家の往復から抜け出すには」の記事で少し触れましたが、今回は通信制大学に関してお話ししたいと思います
通信制大学は卒業できるか自分との戦い
通信制大学と言われると、社会人が仕事と学業を両立するため、卒業できる確率が低いイメージがありました
私は途中で投げ出したり、後回しになって自分の首を絞めることが多い性格なので、その点を踏まえると不安しかありませんでした
(夏休みの宿題は最後の日に慌ててするタイプです…)
また、私は通信制大学の建築学部に在籍していました
一人でレポートをこなして、スクーリング(通学)で授業を受けるの繰り返しで一人で戦うものだと思っていましたが、実際に入学してみると色々思っていたことと違いました
<良かった点>
- スクーリングを重ねていくうちに、自然と顔見知りができて友達ができたこと
- 単位が取得できるごとに自分が成長している実感が湧くこと
スクーリングで友達ができたことにより、事前に授業の内容や作品を作る上で便利な道具など教えていただくことが多かったです
スクーリングやレポートで単位が取れると一歩ずつ前に進んでいる実感が湧くので、モチベーションが高くなります
<悪かった点>
- 通学に時間と手間が思った以上にかかること
- 授業に使う道具に費用がかかること
通学時間が私の場合、片道約3時間ほどかかりました
電車(在来線2時間)→電車(地下鉄20分)→電車(在来線40分)→バス(15分)
9時には学校に着く予定にしていたため、ほぼ始発電車で通学していました
年次が上がっていくにつれて、授業で使用する道具や作品が増えて持ち運びが大変でした
作品は1、2年次の時は電車で持ち運びできる大きさなのですが、3年次からは規模が大きくなるので電車で持ち運びするのが難しくなります
そのほかには、私と同じくらいの年齢の人は少なく、年配の方や少し年上の方が多く大半の人は建築関係の仕事をされてる人でした
なので、建築関係でもなく高卒で入学したのは私くらいでした
通信大学の進め方
通信大学の授業の進め方をまとめます
私の場合は最低4年(最長9年)在学して124単位以上取得する必要がありました
一度大学を卒業されているの人や編入されている人は2年ほどの在籍で卒業できていました
単位の取得方法は2つに分かれます
- スクーリング
- レポート提出
この2つに分かれます
スクーリングは建築科目と総合科目の授業があり、建築科目は全て受ける必要があります
(選択科目もありました)
総合科目は他の通教生(他学部)の人と授業を受けます
(建築学科の生徒は少なかったです…)
レポート提出は建築科目、総合科目、共通科目の3グループがあり、建築科目は全て取得し、共通科目と総合科目から自分が学びたい科目を選択して単位を取ります
レポートと授業内容に関しては、また別の記事にまとめます!
レポートは早めに終わらせよう!
スクーリングは授業内の課題をクリアできれば単位を取れるのですが、レポートは提出してから評価してもらえるまで約1ヶ月ほどかかります
毎月5、6日辺りが提出締切だったのですが、スクーリングでバタバタしているとあっという間に過ぎてしまいます
計画的に提出できることがベストなのですが、そうもいかないことが多かったです…
2年次まではそこまでレポート提出を焦らなくても大丈夫なのですが、レポートを後回しにすると3年次から4年次に上がる時に苦労します
なぜなら、3年次から4年次に上がる時に専門単位の壁が出てくるからです
専門単位の壁とは、専門単位を72単位以上取得しておかないと、4年次及び卒業制作(論文)に進めないことです
私はスクーリングよりもレポートの方が進んでいたので、そこまで焦ることはなかったのですが、ここで躓く生徒が多く、レポート提出のために休学する生徒が多かったです
(一度休学した人で復活してきた人は私は見たことないです…)
先に入学されてる人達から言われたのは、「意地でも休学するな!」と言われました
何故かというと、一度休学してしまうと学校に通うモチベーションが続かず、そのまま退学することになるからだそうです
確かに、そうなんです!
通信制大学はモチベーションの維持をいかにできるかが鍵なのです
例えば、レポートを作成するタイミングの大半はスクーリング後で、その方が進みが良かったりします
(レポートの質の良し悪しは別ですよ!)
その当時の私は「スクーリングマジック」と呼んでいました(笑)
スクーリングマジックは大体3日ほど継続するのですが、だんだん魔法は消えてモチベーションが下がっていきます
では、モチベーションを維持させるにはどうしたら良いのでしょうか?
モチベーションの維持の仕方
人それぞれ、モチベーションの維持の仕方はあると思いますが、私は下記のような感じで維持しました
- スクーリング最終日(3日目)に自分にご褒美を与える
- イベント等でスクーリングに行くきっかけを作る(学校が主ですが、行くきっかけは大事です!)
- 同じ授業に出席する人を作る
- スクーリング中にレポートの題材を探しておく
1つ目に関して、大学に行く途中に百貨店や飲食店が何軒もあったため、スクーリングをやり切った自分にデパ地下のお菓子を買ったり、ステーキを食べに行ったりしました
(馬に人参方式です)
2つ目に関して、1つ目と同じで田舎には無い店があったのでイベントをやっている時期と被らせていくきっかけを作っていました
3つ目に関して、これは友達ができてからの話なのですが、続けてスクーリングすると友達と次の授業は何を受けるかとか、お互いに刺激になるので必然的に行く気になります
4つ目に関して、スクーリングの授業内容の中には校外学習もあります
その校外学習中にレポートに使えそうな材料を採取しておくと、家に帰ったときにレポートを作成するきっかけになります
1・2つ目はお金がかかりますが、そこは社会人の特権です笑
まとめ
通信教育大学は入学する間口は広いですが、卒業するのは狭き門です
私も途中で挫折しそうになることもありましたが、なんとかモチベーションを維持して卒業することができました
入学する理由は人それぞれだと思いますが、自分なりの方法で卒業までモチベーションを維持していただければと思います
今回は、ここまで!
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