こんにちは。sharkriderです
今回は、私の通勤号である”ホンダ today(トゥデイ)AF67″のある事象に関してお話したいと思います
私のトゥデイは約11年ほど乗っており、走行距離は1万7000キロを超えました
しかし、雨の日になるとエンジンのかかりが悪くなります
晴れている日は、セルスターター又はキックスターターでも一発でかかるのに、雨の日やくもりの日はかからない…
その原因と解決方法を参考にしていただければと思います
エンジンがかかりにくくなる原因
エンジンをかけるには、セルスターター又はキックスターターを使用します
しかし、雨の日はセルは回るのにエンジンがかからない
キックでかけてみても、かからない
何が原因なのでしょうか?
答えは…「湿気た空気」と「電気火花(スパーク)」です
エンジンがかかるには燃料(ガソリン)と空気の混合気を圧縮して電気火花(スパーク)によって点火燃焼する仕組みです
その燃料と空気の混合気を作り出すための空気が湿気ていること、また電気火花(スパーク)がうまく点火できないことが原因です
では、その二つの原因を解決するにはどうすればよいでしょうか?
①エアフィルターの交換(難易度:★)
原因は両方とは限らないので、簡単に処置できるものから対応します
まずは、混合気を作り出すための空気をキレイにする「エアフィルター」を交換します
エアフィルターは意外と汚れが溜まりやすい部品です
定期的に交換又は掃除した方が良いと思います
【購入パーツ】
- エアクリーナーエレメント 純正互換品 ホンダ トゥデイ/Dio AF67/68等 83-53-01(by Amazon)
外し方はネジが7本で留められているだけなので、プラスドライバーで外れます
私は以前に純正ではない、互換性があるエアフィルター(Amazonにて購入)に一度交換しているのであまり汚れていませんね
今回は軽く砂埃を掃除して再利用します
②プラグキャップの交換(難易度:★★)
エアフィルターを交換(掃除)してもかかりが悪い場合に次に疑う箇所は「電気火花(スパーク)」です
スパークする部品をさらに細かく切り分けていくと「プラグキャップ」と「プラグ」になります
作業が簡単なプラグキャップを交換します
【使用する道具】
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- 新品のプラグキャップ(ホンダ純正品:型番30700GFC890)
プラグキャップはシート下にあるので、まずはカバーを外します
ネジが1本だけ留まっているだけなので、プラスドライバーで外します
カバーは下に引っ張りながら、右にずらすと外れます
トゥデイのシート下の作業スペースはかなり狭いです
プラグコードが刺さっているので、左斜め上に引き抜きます
(固着などで抜けにくいと思うので、少し上下左右に揺らしてみると外れやすくなります)
引き抜くとプラグキャップの中を確認します
(青錆などがあれば必ず交換してください!)
プラグキャップは反時計回りに回すと外れます
新品のプラグキャップと交換します
取り付けるときは時計回りに回してねじ込んでください
プラグキャップの取付が終われば、元の位置にプラグキャップを差し込みます
あとは、カバーを元に戻します
③プラグの交換(難易度:★★★)
プラグキャップを交換してもかかりが悪い場合に次に疑う箇所は「プラグ」です
プラグがある場所はプラグキャップのさらに奥になるので、作業するのが難しくなります
外装を外してしまえば、作業スペースが広がるのでプラグ交換は楽になるのですが、外装を外す作業が手間なので、今回は外さずプラグ交換を行います
また、少しでも作業スペースを確保して作業する場合は、シートを外すことをオススメします!
シートを外すことで、上から作業位置を確認でき、光が入るので手元が見やすくなります
【使用する道具】
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- プラグソケット(TONE型番:HP3P-16S 差込角9.5mm(3/8″) 二面幅16mm)
- メガネラチェットレンチ(TONE型番:RMF-17 二面幅17mm)
- 新品プラグ(NGK型番:CR7HSA-9)
- ワコーズ ラスペネ
プラグキャップ交換時同様、カバーを外します
次にプラグキャップも外します
プラグキャップは邪魔にならないところによけておきます
プラグソケットをバイクの下から取り付けます
手前のカバーを外した作業スペースからではプラグソケットは入りません…
プラグソケットを取り付けられたら、メガネラチェットをバイクの下からプラグソケットに取り付けます
取り付けたら、メガネラチェットを反時計回りに回します
この時に注意することがあります
- プラグソケットをしっかり差し込んで斜めに力がかからないようにすること
- 無理に力を入れないこと
上記2点を怠るとプラグが折れたり破損してしまい、プラグを取り外せなくなります
おそらくプラグを取り外すことに慣れていない方だと力任せに外そうとすると思います
少しでも破損させるリスクを減らすためには
- ワコーズ ラスペネ(防錆潤滑剤)を使用する
- メガネラチェットレンチの柄が長いものを使用する(又は延長する)
この方法で少し外すのが楽になります
(非力な私でも取り外せました!)
ラスペネはKURE-556とは違い、浸透力があるため大概のネジなどは外せます!
ただし、今回使用する際はプラグの下(バイクの下)が汚れる為、汚れ対策をしてから使用してください
メガネラチェットレンチの柄が長いものを使用する理由は「てこの原理」を利用するからです
てこの原理は作用点から力点までの距離が長ければ長いほど力をかけなくても、ものを動かせる原理です
今回は作業スペースが狭いうえにプラグを破損させるリスクがあるため力任せに力をかけられないので、てこの原理を使用してリスクを減らして作業効率を上げます
新旧のプラグを比較すると違いは一目瞭然ですね
プラグが外れれば、新しいプラグと交換します
新品プラグをプラグソケットに装着してプラグを差し込みます
はじめは手でプラグソケットを時計回りに回し、手で絞められないところまで回します
この時、プラグがまっすぐ入っているか確認しながら回します
手で締め終わるとメガネラチェットレンチで締めますが、規定トルクがあるので、注意してください
トゥデイの場合は
トルク(12N・m)
ですが、トルクレンチを入れられる作業スペースがないので、角度で締めます
新品プラグの場合は「22.5~180度以内」
既存プラグを再使用する場合は「22.5度以内」
となります
今回は、新品プラグを取り付けるので「22.5~180度以内」の角度で締めます
プラグを締めたら、逆の手順で元に戻します
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
雨の日にエンジンがかからない原因はこれだけではないかもしれませんが、
私のトゥデイの場合、プラグキャップとプラグが湿気により青錆だらけになっていました…
そのため、エアフィルターの掃除、プラグキャップ、プラグの交換をすることで雨の日でも一発でエンジンがかかるようになりました
プラグキャップが刺さっている箇所は下が空洞になっているので、雨の日に走行すると雨水が侵入してプラグキャップとプラグを気づかないうちに侵食し青錆をもたらしたようです
定期的に確認することをおススメします!
では、今回はここまで!
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